通話料がこんなに！？海外での高額請求を避けるために

2024/01/25 （公開：2017/07/11）

携帯端末

今や、海外旅行でも必須アイテムとなっている携帯電話。しかし、海外での使用は、後に高額な通信料の請求が発生することもあります。主要都市ではフリーWiFiが使えるエリアも多くなってきているものの、通信状態が不安定だったり、使いたいときにすぐに使えなかったり不便も多いものです。

そんな時は、便利でお手頃なレンタルWiFiの利用も、ぜひお考えください。

1海外ローミングの落とし穴

2携帯によっては着信にも料金が発生！

3たくさん携帯を使うならお得なパックを選択しよう

4おすすめ！海外でお得なレンタル携帯

海外ローミングの落とし穴

携帯電話のローミング機能はご存知でしょうか。海外など、普段使っている携帯電話会社の電波が届かない場所に行った時、現地の提携電話会社の電波を使って通信を可能にする機能のことです。

とても便利な機能のように思えますが、実はこの機能についてよく知らないまま海外で携帯やスマートフォンを使ってしまうと、とんでもない高額請求が来ることもあります。パケット代定額サービスを利用している場合でも、海外での通信料は別途発生するので、注意が必要です。

さらに、この機能で注意しなければならないことは、自分では使った記憶がなくても知らずに通信料が発生する可能性があるということです。ローミング機能をオンのままにしておくと、アプリやバックアップの自動更新のために、いつの間にかネットにつながることがあります。

そのため、海外に行くときは、この機能をオフにし、できるだけ使用を控えたほうが良いのです。帰国後に思わぬトラブルにならいないよう、気を付けましょう。

携帯によっては着信にも料金が発生！

日本国内で携帯電話に着信があった場合、通常着信側には料金が発生しませんよね。しかし、その感覚のまま海外で着信通話すると、着信した側にも料金が発生することがあります。国内で無料通話できる着信であっても、海外での通話は対象外になるからです。

通話料は渡航先や携帯電話会社によって異なりますが、1分間で70円から150円程度の料金が発生します。ビジネス出張などで頻繁に着信が想定される場合は、渡航前に対策が必要です。

意外なことに、海外では近距離で携帯電話を利用した場合も、同じことが起こりえるのです。例えば、友達と海外旅行に行き、お互い日本から持参した携帯電話で連絡を取り合うと、想定外の通話料金になることがあります。たとえ近距離でも、日本の回線を利用することになるからです。知らずに着信して、帰国後に友達とトラブルにならないよう事前に確認しておきましょう。

このように、海外で日本の携帯電話を利用すると、意外なところで高額請求が発生する可能性があります。

たくさん携帯を使うならお得なパックを選択しよう

それでも普段使っている携帯を海外でも使いたいという方は、海外で利用できる定額パックに申し込んでおくことをおすすめします。各携帯電話会社では、ホームページや窓口でこのようなサービスの申し込みができます。

渡航先やデータ量によって料金は変わってきますが、対象となるサービスなら料金を気にせずに使えてお得です。LINEやメール、短時間のネット検索など、データ量が小さい通信だけパック料金内で利用し、データ量が大きい通信はフリーWiFiを使うということもできますよね。何より、使いすぎによる高額請求トラブルを防止できるというメリットがあります。

ただし、このサービスは日本の携帯電話会社が現地の会社と提携して提供しているものなので、渡航先によっては対象外のエリアもあります。また、間違って提携されていない通信会社に接続してしまうと、定額料金が適用されません。そのため、事前に提携会社を確認しておく必要があるのです。また、音声通話はこのサービスに含まれていないので、注意しましょう。

おすすめ！海外でお得なレンタル携帯

いつもの機種にこだわらないなら、海外で利用できるレンタル携帯はいかがでしょうか。通話もパケットも、携帯電話会社の海外パック料金に比べてかなりお得です。契約する携帯電話のタイプによっては着信料が無料で、パケ放題のプランもあったりします。レンタル携帯は基本的に日本の回線は利用せず、現地の回線を利用するため通話料金が安く済むんです。通信状態も安定するため、緊急時も安心して使えます。

特に、ビジネスで利用される場合、回線の安定性は重要です。また、現地到着後すぐに利用を開始できるので、連絡が取りやすいというメリットもあります。観光で利用する場合も、現地で連絡を取り合うのに便利です。データローミング機能の設定などが苦手な方は、レンタル携帯だけ利用しても良いかもしれません。使い方が簡単なので、すぐに慣れるはずです。

レンタル携帯の場合、毎回レンタルするたびに電話番号が変わってしまうので、電話をかけてくると思われる相手には事前に知らせておくとよいでしょう。

なお、現在海外用レンタル携帯をご検討中の方は、JALABCの【海外用携帯レンタルサービス】についても是非ご覧ください。

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著者情報

株式会社JALエービーシー
モバイル推進部モバイル推進グループ

海外、国内問わず通信回線の契約締結を行い、通信を利用するための携帯電話やWiFiルーターなどの購入を担当。レンタルモバイル事業の推進部門として、仕入れ費用削減、売上向上、機器の入れ替え、新規商材の開拓を行い、時代のニーズを先取りした商材仕入れを担当して早十余年・・・。専門的な知識の収集、日々進化する情報のアップデートに余念がならない。初歩的な話題からマニアックな情報まで、旅行にまつわるモバイル通信情報を中心に発信しています。