海外に行く前にOFFにしておくべきスマホの設定!高額請求を回避!

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海外旅行にスマホを持参して地図を見たり、レストランや観光地の情報を調べるなど、色々と活用しようと思っている人は多くいるでしょう。
しかし、海外での使用方法を知らずに日本にいるときと同じようにスマホを使用した場合、帰国後に予想外の高額請求を受けることがあります。

そのような事態を避けるために、ここでは海外に行く前に知っておきたいスマホの設定について紹介していきます。
設定方法を確認し、楽しい海外旅行を過ごしましょう!

データローミングはできるだけ避けよう!

データローミングとは、自分が契約している携帯電話キャリアの通信サービスによる電波が届かない場所でスマホを使用する場合、他のキャリアの回線を利用してデータ通信を行う機能のことです。
その場合、契約しているキャリアの回線を利用したときよりも高額な通信料金が発生します。

当然、海外では日本のキャリアの回線は利用できないため、必然的にデータローミングを利用して通信を行うことになります。
したがって、知らないうちに高額な通信料金が発生している場合もあるため、海外に行く際には事前にデータローミングをオフにしておきましょう。

ちなみに、データローミングをオフにしても電話やSMSの機能は使用できますが、インターネットや通信回線を利用したゲームやアプリなどが使用できなくなります。
ただし、インターネットなどはホテルや町中のカフェなどのフリーWiFi環境がある場所で利用することができます。

さらに、緊急な場合以外データローミングは出来るだけ控えて、WiFiでデータ通信を行うことで高額請求を避けることができるのです。
それでも自由にインターネットを使いたいという方は、レンタル海外WiFiなどのサービスを活用すると比較的安くインターネットを利用することができます。

※データローミングの設定画面は、端末、OSのver.、通信会社などによって異なります。
あくまで一例として下記設定画面をご参考ください。

iPhoneの場合

データローミング設定(iOS)

(iOS15.2 2023.12.19時点)

Androidの場合

データローミング設定(ANdroid)

(Androidバージョン 13.0/2023.12.19時点)

海外でのデータローミングについては、こちらの記事もご覧ください。

クラウドストレージサービスを利用したスマホのバックアップもNG

スマホが壊れた際のバックアップなどの目的で利用されることの多い、クラウドストレージサービスも高額請求の原因になる場合があります。

クラウドストレージサービスには、電話機の製造元や、通信キャリア、フリーのストレージサービスなどがあり、定期的にスマホのバックアップを行っています。
バックアップの際にはモバイルデータ通信やWiFiを利用するため、先程紹介したデータローミングをオフにすれば、自動的にバックアップが行われることはありません。

ただ、やむを得ずインターネットを使用する必要に迫られたときに、一時的にデータローミングをオンにした場合、バックアップも同時に行われて高額な通信料金が発生する可能性があるので注意しましょう。
また、データ通信量に制限のあるモバイルWiFiをレンタルしている場合も、無駄なデータ通信を防ぐためにクラウドストレージサービスの設定はオフにしておくようにします。

どうしてもバックアップを取りたいときは、データ通信量に制限のないWiFi環境がある場所で行うと良いでしょう。

海外でスマホを使う方法と注意点

海外でスマホを使いたい場合は、予想外の高額請求を避けるために次の4点に注意する必要があります。

現地に到着前してもすぐに「機内モード」をオフにしない

フライト中は、スマホを「機内モード」にしているかと思いますが、現地に到着してすぐにこれをオフにしてしまうと、現地の通信回線に接続されてしまう可能性があります。

想定外の回線に接続してしまうと、たとえば「海外定額プランなどを利用する予定だったのに、対象外のキャリアに接続してしまったために定額にならなかった…」といった失敗が起きる可能性があります。

飛行機から降りた後も、すぐに「機内モード」をオフにしないように注意してください。

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海外で電話だけを使う場合(ネットもメールも見ない)

海外ではインターネットに接続したり、メールを見たりSNSをしたりしないという場合は、機内モードをオフにすると同時に「データローミング」もオフにしましょう。

データローミングをオンにしていると、契約しているキャリアの圏外の場所でも、提携している海外の通信会社の電波を受信できるため、スマホを利用できます。
ただ、契約プランの対象外のサービスであるため、海外用のオプションを追加するなどの対応をしないままでデータローミングをオンにしていると、高額請求につながる恐れがあります。

データローミングをオフにしていても、SMSは利用できるため、いざという時に短いメッセージをやり取りできます。

データローミングに関しては、次の記事もご覧ください。

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海外でネットを無料で使いたい場合(電話は使わない)

海外でもインターネットは使いたいが、無料で使いたい、電話はしないという場合は、機内モードをオンにしたまま、データローミングはオフにしてください。

こうすると、WiFiしか使えない状態になります。
海外でも日本と同じように、ホテルや飲食店などで無料のWiFiが提供されているため、これらを利用して通信料金を無料に抑えられます。

ただ、中には危険なWiFiスポットも潜んでいるため、信頼のおける提供元のWiFiのみに接続しましょう。
悪意あるWiFiに接続してしまうと、インターネットバンキングのログイン情報を窃取されるなどの被害に遭う恐れがあります。

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海外でもネットも電話も使う場合

海外でも日本にいる時と同様に、インターネットも電話も使いたいという場合は、各キャリアが用意している定額パケット通信サービスへ申し込みましょう。
海外でも日本で利用していたものと同じ定額サービスが利用できるなど、各社でさまざまな海外用定額サービスが提供されています。

こうしたサービスに申し込んだら、現地ではデータローミングのみをオンにし、機内モードとWiFiはオフにしておきます。
ただし、詳細な設定方法については、各キャリアのWebサイトなどをご確認ください。

海外でのスマホの使い方については、下記の記事もご覧ください。

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アプリの自動更新やその他の設定

アプリの自動更新とは、インストール済みのアプリに更新があった場合に、自動的に最新バージョンをダウンロードするシステムです。
この自動更新も、クラウドストレージサービスと同様にモバイルデータ通信やWiFiを使用するため、ダウンロードするデータの容量の大きさによっては高額な通信料金が発生する場合があります。
したがって、予想外のデータ通信を防ぐためにはオフにしておくことが良いでしょう。

その他に、場合によってはオフにしておく必要があると考えられる機能を持つスマホがあります。

たとえば、スマホの中には、WiFiの接続状況が悪い場合に自動的にモバイルデータ通信に切り替わる機能が備わっているスマホがあるのです。
そのため、この機能をオフにしておく必要があります。

要するに、データ通信を利用するすべての機能をオフにすることで、不要なデータ通信を避けることができます。
不明な点がある場合は、通信キャリアのホームページなどにも設定方法があるため出国前に確認してみても良いでしょう。

海外でスマホを使用する方法

海外でスマホを使用するには、大きく次の4つの方法があります。
それぞれのメリットとデメリットを知って、自分に合った方法を選びましょう。

モバイルWiFiルーターレンタルを利用する

海外でも利用できるモバイルWiFiルーターをレンタルして持参するという方法です。

モバイルWiFiルーターそのもののレンタル料金は、無料だったり数百円程度だったりと安価です。
通信サービスの利用料は渡航先や利用時間などによって異なり、数百円から千数百円程度に収まるものが多いです。

日本で使用していたスマホをそのまま利用でき、複数人で海外に滞在する際にWiFiをシェアできる点がメリットです。
ただ、WiFiルーターの持ち運びが必要となり、荷物が増える点はデメリットです。


JALABCでは【データ量無制限の安心定額制】【空港受取・返却】にて海外WiFiレンタルサービスを行っております。 データ無制限で定額制のため、容量を気にせず、レストランや観光スポットの検索やSNS投稿ができます!

海外用SIMカードを利用する

SIMフリーの端末を使っているか、SIMロックを解除すれば、海外用SIMカードを挿して海外でスマホを格安で利用することができます。

メジャーな渡航先であれば、日本でも現地対応のSIMカードを購入できます。

料金の目安は、使用期間が15日間で通信料が200MBのカードが約2,000円、使用期間が30日間で通信料が1GBのカードが約4,000円くらいです。

格安に済ませられるのが一番のメリットで長期滞在に向いていますが、SIM解除やカードの購入、サーバ設定など、何かと手間がかかる点がデメリットです。

現地のWiFiスポットを利用する

「海外でネットを無料で使いたい場合(電話は使わない)」でご紹介したように、海外でも空港やホテル、レストランなど、無料でWiFiが提供されている場所があり、ここでインターネットを利用する方法です。

データ容量を気にせずに無料でインターネットを利用できる点はメリットですが、前述のように、提供者をチェックしないで使うと情報漏えいにつながる恐れがあります。
また、WiFiスポットの周辺でしかインターネットを利用できないため、エリアによっては不向きな方法です。

海外ローミングを利用する

日本で利用しているスマホのキャリアで提供されている海外ローミングのプランやオプションを利用する方法です。

海外ローミングに対応したプランに変更するか、海外ローミングのオプションを付けるかという選択肢があります。

手間がかからず、モバイルWiFiのように荷物が増えることもない点がメリットです。スマホだけでなく、タブレット端末やパソコンでもインターネットを利用できます。
ただ、プランの申し込み忘れや適用条件が満たされていないといった場合には、思わぬ高額請求が届く恐れがあるため、事前の確認が重要になってきます。

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いかがでしょうか。
海外旅行は楽しいですが、スマホの設定には注意が必要です。
出発前に設定方法を確認し、楽しい海外旅行をお過ごしください!


JAL ABC

著者情報

株式会社JALエービーシー
モバイル推進部 モバイル推進グループ

海外、国内問わず通信回線の契約締結を行い、通信を利用するための携帯電話やWiFiルーターなどの購入を担当。レンタルモバイル事業の推進部門として、仕入れ費用削減、売上向上、機器の入れ替え、新規商材の開拓を行い、時代のニーズを先取りした商材仕入れを担当して早十余年・・・。専門的な知識の収集、日々進化する情報のアップデートに余念がならない。初歩的な話題からマニアックな情報まで、旅行にまつわるモバイル通信情報を中心に発信しています。

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