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【世界幸福度ランキング2017】1位は自然に恵まれ社会保障も充実しているノルウェー

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国連は、毎年3月20日を「世界幸福デー」に定め、世界の155カ国を対象にした幸福度ランキングを発表しています。今回は2017年の結果を中心に、同ランキングの内容を見ていきましょう。

 

 

世界幸福度報告ってどうやって決める?

世界幸福度報告(World Happiness Report)とは、各国の「幸福度」をランキング化したものです。「自分の幸福度が0から10のどのレベルか」を各国市民に調査を行っています。そこで得られた主観的なスコアに加え、ひとり当たりの国内総生産(GDP)や社会保障、福祉制度の充実なども勘案されます。

 

ほかにも健康寿命や人生設計の自由度、他者への寛容度、汚職度や政治的自由度といった各種指標を加味して決定しているのです。どうして国連がこうしたランキングを公表しているのでしょうか。世界幸福度報告は「国民が幸福に感じている=社会と公共政策が進歩している」とみなし、社会の成熟度を表す尺度としているからです。

 

 

幸福度ナンバーワン!ノルウェーの生活実態とは?

2017年の1位はノルウェーです。以下、デンマーク、アイスランド、スイス、フィンランドと続きます。上位5カ国のうち、4カ国が北欧です。1位のノルウェーの他、北欧諸国は社会保障が手厚いことで知られています。

 

例えば、小学校から大学までの学費や医療費が無料になったり、病気などで働けなくなったりしても福祉によって生活が保障されるといった点です。北欧は福祉や社会保障を充実させる代わりに税金がとても高いのですが、高い税金を支払った分、市民の生活に反映されていることが実感できるので、生活への満足度が高いといえるでしょう。また、北欧というと「シンプルで豊かな暮らし」というイメージが強いのではないでしょうか。

 

緯度が高く冬が長いので、北欧では「家にいる時間」を充実させることが重視される傾向です。そのため、居心地のよい住空間を彩るインテリアや家具のデザインが発達した一面があります。プライベート空間が充実していれば、幸福度が高まるのもうなずけることでしょう。

 

北欧では、結婚や離婚といった個人の人生設計の自由にも寛容な社会です。同性婚への理解も高まっています。また、労働時間も短く、まとまった長期休暇をとってリフレッシュすることも可能です。なんとなく、寒い国よりも暖かい国のほうが幸福度としては高そうに感じるかもしれませんが、さまざまな理由から、北欧諸国が幸福度ランキングの上位を占めていると考えられます。

 

 

日本は51位、先進7カ国で最も低い



一方、日本は2017年版では51位でした。16年の53位よりはランクを上げたものの、先進7カ国中では最下位です。たしかに、いまの日本で「幸せですか?」と聞かれて「幸せです」とはっきり答えられる人はどれだけいるのでしょうか。

 

日本では、GDPや寿命はトップ国にひけをとらないものの、「他者への寛容さ」で低スコアとなりました。公共の場でのベビーカーの利用に関するネット上での議論などを見ていると、たしかに他人への寛容度が低くなっているように感じられます。

 

外国人観光客が増える中で日本の「おもてなし」の重要性が叫ばれていますが、内心では日本社会は他人への寛容度に欠けていると感じている人も多い傾向です。また、正社員と非正規労働者間の待遇格差や地震や水害、台風などの自然災害、年金など社会保障制度への不安なども、幸福度を下げる要因になっています。また、経済成長が著しい中国や、トランプ政権の誕生で揺れるアメリカ、ブレグジットでEU離脱を図るイギリスなどでも幸福度が低下しています。

 

 

未来の世界幸福度調査の結果に要注目!

2020年の東京五輪に向けて景気回復の兆しがみられている中で、日本でも社会保障制度や少子化対策などが整備されていけば「わたしは幸福です」と答えられる人が増える可能性も高まることでしょう。

 

 

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