海外ホテル滞在中に英語で電話がきた… どう対応する?

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旅行や出張で海外に滞在するのはとても楽しみですが、多くの人が苦手とすることのひとつが英語ではないでしょうか。対面なら表情の変化やジェスチャーでなんとか乗り切れる英語も、電話となるとお手上げだという人も少なくないのでは。

海外でホテルに滞在中に、英語で電話が来たらどうすれば良いのでしょうか。覚えておきたいフレーズや海外ホテルに滞在するときの注意をお伝えします。

フロントから部屋に電話がきた!まずはこの一言

もしもし、○○(自分の名前)です。
Hello, This is ○○ speaking.

はっきり、ゆっくり自分の名前を名乗りましょう
自分に電話がかかってくる予定が無い場合は、もしかしたら間違えて電話をかけてきている可能性があるため、この時点で間違いを気づいてもらうことができます。もし自分宛の電話だった場合、自分は英語が苦手であることを伝えると、フロントもできるだけゆっくり話してくれるでしょう。

そのときに伝えたいフレーズは

私は、英語があまり上手くないです。
My English isn't very good.

です。フロント側も電話をかけている相手が外国人観光客であることは理解しているので、優しい単語を選んでゆっくり話してくれるかもしれません。慌てず、落ち着いて電話の声を聴いてみましょう。

聞き取れなかったときに使いたい英語のフレーズ

海外ホテルに滞在中、部屋に電話がきたときに英語を聞き取ることができなかったらどうしたらよいでしょうか。曖昧に答えてしまうと、向こうはこちらが理解していると思いどんどん話を進めてしまいますので、適度なところで遮り、聞き取れなかったこと、そしてもう一度話して欲しいことを伝えましょう。

そのときに使えるフレーズがこちらです。

もう一度言ってもらえませんか
Could you say that again?

このフレーズの前か後にPleaseを付けると丁寧できちんとした印象です。Pleaseは前でも後ろでも構いません。
中学校や高校の英語で
Pardon?
というフレーズを習ったことを覚えている人もいるでしょう。もちろん"Pardon?"でも大丈夫です。どちらの場合も語尾をしっかり上げることを忘れずに発音しましょう。

ゆっくりはっきり話してほしいときはきちんと伝えよう

英語が母国語ではない国では、英語で会話をするときもお互いが第二外国語なので比較的ゆっくりしたスピードで話しますが、それでも英語が苦手な日本人には、早くて聞き取れない、ということが多々あります。

特に電話の場合は音質も通常の会話と変わるため聞き取りにくいと感じることが多いです。海外ホテルに滞在中、部屋に電話がきたけれど英語が早すぎると感じる場合は、ゆっくり話して欲しいと伝えることが大切です。

このときに注意したいのは、自分もできるだけゆっくりそれを伝えること。先方に「この人は英語が苦手なのだ」と理解してもらいましょう。

ゆっくり話して欲しいときのフレーズは

もっとゆっくりお願いできますか。
Could you speak more slowly?

こちらも、最初か最後にpleaseをつけると丁寧で好印象です。早くて聞き取れないと感じたら早めに伝え、聞き返す手間を省くようにしましょう。

不審な電話は海外ホテルのフロントに連絡して確認を

不審な電話は海外ホテルのフロントに連絡して確認を

海外ホテルに滞在中、不審な電話を受けることがあるかもしれません。部屋に電話がきたけれど心当たりがない人物からだった、など違和感を覚えたらフロントへ連絡することをおすすめします。

世界的にも治安が良い日本の常識は海外では通用しません。海外旅行中はトラブルに巻き込まれる可能性が高いということを覚えておきましょう。またトラブル発生時に英語で対応することは難しい場合がほとんどです。トラブルに巻き込まれないよう自分で注意し予防することが一番大切です。

不審な電話があったときもフロントに話しておくことで、ホテル側にもそういった事実を知ってもらうことができますし、警備に注意してもらえます。街中よりもホテル内は安全ですが、念には念を入れて情報をシェアするようにしましょう。

もし明らかにセールスのような不審な電話だったときは

興味がありません。
I am not interested.

と伝えましょう。迷惑電話を撃退できます。

不用意に他人を部屋に入れるのは絶対にやめよう

海外ホテルに限らず日本のホテルでもそうですが、宿泊客以外を部屋に入れることは禁止されている場合がほとんどです。ホテルの客室内は密室となるため、部屋の中でトラブルが起きたときにすぐに助けを求めることも、誰かがそれを見ていて助けてくれるということも難しくなります。

もしホテルに滞在中部屋に電話がきたら、電話で対応を済ませるようにし、間違っても部屋へ招いてはいけません。電話では何を言っているのか分からない・埒が明かないという場合や、面会を求められたら、ホテルのロビーやラウンジなど人の目があるところで面会をしましょう。

部屋への入室を求められてもきっぱりと断ることが大切です。

あなたは私の部屋に入ることができない。
You can't enter my room

と部屋への入室は断固拒否しましょう。それでも相手が引き下がらない、部屋へ入りたがるなどの姿勢を見せたら、ホテルのフロント係に助けを求めましょう。無理に自分だけで対応しようとせず、ホテルマンに協力してもらうと心強いですよ。

海外のホテルで電話がかかってきたら、焦らずに落ち着いて相手の言葉を聞き、分からなければゆっくり話してもらうように伝えることで乗り切りましょう。

覚えやすく簡単なフレーズをご紹介してきましたが、どうしても英会話は苦手だという方や、あがりやすく、いざとなったら忘れてしまいそうだと心配な方などは、翻訳機を持っていくと安心です。

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著者情報

株式会社JALエービーシー
モバイル推進部 モバイル推進グループ

海外、国内問わず通信回線の契約締結を行い、通信を利用するための携帯電話やWiFiルーターなどの購入を担当。レンタルモバイル事業の推進部門として、仕入れ費用削減、売上向上、機器の入れ替え、新規商材の開拓を行い、時代のニーズを先取りした商材仕入れを担当して早十余年・・・。専門的な知識の収集、日々進化する情報のアップデートに余念がならない。初歩的な話題からマニアックな情報まで、旅行にまつわるモバイル通信情報を中心に発信しています。


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