海外旅行や出張に行く時は、飛行機に搭乗する際に手荷物検査を受けたり、手荷物について注意する点があります。電子タバコもその一つで、紙タバコ、電子タバコなどの無煙タバコについては機内に持ち込むことはできますが、電子タバコは手荷物として預けられないため、注意が必要です。
こちらでは 、電子タバコの持ち込みに関する注意点をご説明します。
電子タバコは機内持ち込み可能だが預け入れはできない?
電子タバコは、煙に模した蒸気を発生させて、タバコの喫煙を疑似的に体験できる電池式の機器です。政府広報オンラインによれば、電子タバコに内蔵されているリチウムイオン電池は「爆発のおそれがあるもの、燃えやすいもの」として危険物に該当します。
そのため、国際線への持ち込み・預け入れには特別なルールが設けられています。
本体に内蔵の電池は、「リチウムイオン(金属)電池を内蔵した携帯型電子機器」として、機内への持ち込みも預け入れ手荷物も可能です(ワット時定格量が160Wh以下のもの)。ただし、予備のバッテリーについては、国内線では持ち込み可能でも国際線では不可で、預け入れ手荷物のみ可能となっているので、ご注意ください。
リキッドについては、国際線では「100ml(g)を超える容器に入ったあらゆる液体」の機内への持ち込みが不可となっているため、大容量のリキッドを使用している場合は、容器のサイズに注意してください。100ml(g)以下の容器に小分けして入れたうえで、その容器をさらにジッパー付きの透明なプラスチック製の袋(容量1リットル以下、大きさは縦20cm×横20cm以下)に入れることで持ち込みが可能です。
電子タバコを手荷物として持って行く場合は、リキッドを袋に包み、機内でリキッドが漏れることのないようにして持ち込みましょう。ショートしないように、購入時の小売り容器に入れるか、むき出し部分を保護するなどしてバッテリーと断絶するようにしましょう。ただし、ショートの危険もあるため、電子タバコのバッテリーの充電は機内で行ってはいけません。また、機内での喫煙もできませんので、ご注意ください。
国によってルールはさまざま
電子タバコの規制は国によって異なります。電子タバコは、タバコ製品または医薬品として取り扱っている国もある中、販売も使用も中止とされている国もあります。持ち込みについても各国で規制が異なりますので、事前に調べておく必要があります。
たとえば、タイ国内では電子タバコも、水タバコも販売されていません。また持ち込む本数にも250g、200本までというルールがあります。タバコの持ち込みは特に厳しくなっていますので、本数や種類、持ち込む場合のルールなどを守って、罰金を科せられないようにしましょう。
航空会社に確認を
現時点で、日本からの電子タバコの持ち込みや海外からの持ち帰りに問題はありません。しかし、出発国によっては検査に引っかかる可能性や、検査に時間がかかることがあります。電子タバコを持ち込む際には、航空会社の規定を事前にホームページなどでチェックしておくことが大切です。
たとえば、ライターの持ち込みが禁止されているアジアやEUでは念入りなチェックが行われる可能性があり、検査に時間がかかることもあります。また、電子タバコのデザインによって一目で電子タバコと判断される物と、そうでない物があります。このようなトラブル時には、係員に英語できちんと「電子タバコです」と説明できるようにしておく必要があります。
海外旅行では、ホテルでWiFiがつながらなかった、国際電話料金が異常に高かった、携帯のパケット料金が高額で驚いたなどさまざまなトラブルがありますが、その一つとして電子タバコの規制についても知っておきましょう。
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