機内持ち込み or 預け入れ手荷物の制限を知ってスムーズに飛行機に乗ろう

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飛行機に乗る際は、スーツケースを預けて、貴重品や身の回りに携帯しておきたい物など必要最小限の荷物だけにして、航空機に乗られる方も多いと思います。しかし、ポケットWiFi・WiFiルーター・モバイルバッテリーなど、注意が必要な荷物があります。ここでは、機内に持ち込む手荷物、また、受託手荷物として預かってもらう場合の制限について、把握すべきポイントについて見ていきます。

 

 

1.航空機搭載が制限されているもの

航空機に持ち込めない物からまず見て行きましょう。

ライター用の補充ガス、スプレー缶、ダイビングで使用するボンベ等の高圧ガス、火薬類(花火・クラッカー等)、毒物・酸化性物質(殺虫剤等)、引火性液体(ライター用オイル)、マッチや炭などの可燃性物質、液体バッテリーなどの腐食性物質、放射性物質、磁石等が挙げられます。

 

航空機に搭載出来ない物については、主に航空輸送に関して危険と判断されるような物質などですが、ライターや整髪剤としてスプレー缶など日常的に使用している方は、うっかり荷物に入れないように注意しましょう。

国土交通省HP
※制限品については、航空会社・ご利用国により異なる場合があります。
 詳しくは、ご利用の航空会社に問い合わせください。

 

ボタン電池

 

 

2.機内持ち込みと預け入れ手荷物

ライター用の補充ガス、スプレー缶など、航空機内に預けられる重量、サイズ内で、航空機搭載制限品以外であればOKというわけではありません。

特に注意しなければならないのは、バッテリー、電池類などで、特にリチウム電池については聞いたことがある方も多いでしょう。 リチウム電池には、リチウム電池とリチウムイオン電池の2種類があり、航空機に持ち込む際の制限も分かれます。リチウム電池はボタン電池として、広く普及していますが、大まかに言うと使い捨てタイプのもので、腕時計や電卓の電池として使われています。

 

 

モバイルバッテリーは要注意!

リチウムイオン電池は、充電して繰り返し使えるタイプの物で、スマートフォン、タブレット、ノートパソコン、電子タバコなどに内蔵されています。また、スマートフォンやWiFiの残量が減った時のために、モバイルバッテリーを携帯している方も多いと思いますが、多くのモバイルバッテリーも内蔵型のリチウムイオン電池に該当します。リチウム電池については、リチウムの含有量、リチウムイオン電池については、ワット時定格量での制限があり、機内持ち込み手荷物、預け入れ手荷物で扱いも異なります。

 

【リチウム電池】

種類 リチウム含有量 機内持ち込み手荷物 預け入れ手荷物
電子機器に内蔵された電池 2g以下の場合
2gを超える場合 × ×
予備の電池
※短路(ショート)しないように個別に保護してあるもの
2g以下の場合 ×
2gを超える場合 × ×

 

【リチウムイオン電池】

種類 リチウム含有量 機内持ち込み手荷物 預け入れ手荷物
電子機器に内蔵された電池 160Wh以下の場合
160Whを超える場合 × ×
予備の電池
※短路(ショート)しないように個別に保護してあるもの
100Wh以下の場合 ×
100Whを超え、160Wh以下の場合
※2個まで
×
160Whを超える場合 × ×

※ワット時定格量(Wh)= 定格定量(Ah)× 定格電圧(V)

※機内持ち込みの制限「2個まで」とは、携帯型医療用電子機器の予備のリチウム電池やリチウムイオン電池を含む。ただしリチウム含有量が2gを超え8g以下のもの、ならびにワット時定格量が100Whを超え160Wh以下のもの。

 

予備バッテリーで充電

 

以上の通り、渡航先で使用する、スマートフォン・WiFiルーター・ポケットWiFiなどの予備バッテリーは、預け入れ荷物としてスーツケースの中に入れてしまいがちですが、バッテリーだけは機内に持ち込むよう注意が必要です。

 

また、ヘアアイロンなどを持って行く女性の方も多いと思いますが、電源のタイプにより異なるため注意が必要です。コンセント式であれば、機内持ち込みも預け入れも可能です。電池式のタイプの場合、電池を取り外せるタイプのものであれば、機内持ち込みも預け入れも出来ますが、預け荷物にしたい場合は、本体から電池を外して電池だけ機内持ち込みにしましょう。電池式でも電池が取り外せないタイプについては、航空機に持ち込むこと自体が出来ないので、事前に確認しておきましょう。

3.機内持ち込み荷物は事前に準備し、スマートに搭乗を

国際線については、液体物などを機内に持ち込む場合も、透明の縦横の合計が40㎝以内の袋に、容器1つにつき、100ミリリットル以下、袋は1個までと決まっています。また、内容量が100ミリリットル以下の液体物であっても、容器が100ミリリットルを超えていてはいけません。

化粧ポーチやペンケースなどに小型のハサミを入れている方もいらっしゃるかもしれませんが、刃体が6cm以下で先が著しく尖っていないもの、また刃が鋭利でないものは機内への持ち込みが可能です。小さな剃刀などは、刃体の長さが4cm以下の物、また、爪切りも機内持ち込みは可能です。

搭乗時に機内に持ち込めない物が入っていた場合、保安検査の段階で没収となりますし、混雑時は検査にも大変時間がかかりますので、機内持ち込み手荷物、預け入れ手荷物について、事前に調べておくことが大切です。

 

機内持ち込み手荷物、預け入れ手荷物については、特に外資系の航空会社では、微妙に異なる場合もありますので、搭乗前に航空会社のサイトを見ておくことをおすすめします。

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著者情報

株式会社JALエービーシー
モバイル推進部 モバイル推進グループ

海外、国内問わず通信回線の契約締結を行い、通信を利用するための携帯電話やWiFiルーターなどの購入を担当。レンタルモバイル事業の推進部門として、仕入れ費用削減、売上向上、機器の入れ替え、新規商材の開拓を行い、時代のニーズを先取りした商材仕入れを担当して早十余年・・・。専門的な知識の収集、日々進化する情報のアップデートに余念がならない。初歩的な話題からマニアックな情報まで、旅行にまつわるモバイル通信情報を中心に発信しています。

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