格安スマホユーザー必見!現地SIMカードで海外旅行中もネットを快適に

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「海外旅行中にSNS更新をしたい!」「海外旅行中でフリーWiFi利用は怖いけど、インターネット通信費を安く抑えたい」

という人におすすめなのが、「現地でSIMカードを購入・レンタルする」という選択肢です。多くの場合、海外現地の空港ではプリペイド方式のSIMカードが販売されています。使っているスマホに合ったサイズのSIMカードを入手すれば、キャリアのスマホを持っていなくても格安でインターネットを利用可能です。。

今回は、海外旅行に役立つ現地SIMカードのメリットや、契約手続きの進め方をご紹介します。

1.現地SIMカードを使うメリット

キャリアの定額プランや海外用モバイルWiFiレンタルよりも費用が安い

現地SIMカードを使う最大のメリットは、通信費の安さです。利用国や、購入した格安SIMの会社にもよりますが、現地SIMカードなら、数GB分の高速通信を数百円から2,000円程度で購入できます。容量制限があるタイプでは、容量を気にしながら利用しなければいけませんが、多くの場合、携帯キャリアの定額プランや海外WiFiレンタルよりも安くネット環境を構築できるため、コストを重視する人にはおすすめの手段です。

通話料が安い

データのみの契約もありますが、現地SIMカードには、日本で契約する格安SIMと同様に、「音声通話のみのプラン」「音声通話とデータ通信に対応したプラン」「データ通信のみのプラン」といったプランがあります。デメリットとしては、一時的に電話番号は変わってしまいますが、音声通話に対応した現地SIMカードを契約すれば、格安料金で電話をかけることも可能です。

日本で使っているSIMカードで電話をかけると、国際通話扱いになり、高額の通話料がかかります。仕事で現地に向かう場合や、レストランやホテル等の予約、友人同士での連絡で頻ぱんに電話をする予定がある場合は、通話機能付きの現地SIMを手に入れましょう。

料金プランの種類が多く必要に応じてチャージも可能

現地SIMカードは、

  • 1GB
  • 3GB
  • 5GB

といった形で、複数の料金プランが用意されています。現地で使う通信量に合わせて安いプランを選べるほか、通信量を使い切ってしまった場合容量の追加購入も可能なので、「データ使い切ってしまったので、追加購入したい」「どのくらい使うか分からないので、最低限使うぶんだけ一旦チャージしたい」という人にもおすすめです。

2.手持ちのスマホのSIMロック解除方法

2021年8月の法改正により、現在ではSIMロックが原則禁止となりました。しかし、法改正前、docomo・au・SoftBankなど、携帯キャリアで販売されているスマホは、「SIMロック」といって、特定キャリアやキャリアの系列SIMカードのみ利用できる設定になっている場合があります。SIMロックがかかっている状態だと、国内でも特定の携帯キャリアしか使えず、もちろん、海外現地で購入したSIMカードも利用する事が出来ません。しかし、どのキャリアでも、店舗に行けば3,000円前後でSIMロックを解除してもらえます。

もし、法改正前に購入したスマホを、海外現地でSIMカード購入して利用を考えている方は、SIMロック解除されているのか必ず確認しましょう。SIMロックのままだと、海外現地でSIMカード購入しても利用する事ができません。また、海外で他の通信手段を準備するのは大変なので、事前準備をしっかりと行いましょう。

なお、キャリア以外の場所で買ったスマホ、「SIMフリースマホ」に関しては、そもそもSIMロックがかかっていないため、ロックの有無を確認する必要はありません。

3.現地SIMカードは利用方法にあわせて選ぶ

一番重要なのはSIMカードのサイズ

海外現地でSIMカードを購入する際に、最も重要なのはSIMカードのサイズ選びです。SIMカードには、「標準SIM」「nanoSIM」「microSIM」といったいくつかの規格があります。SIMカード購入前に、どの規格のSIMカードをスマホで使っているのか、必ず確認しましょう。スマホのSIMカードスロットと規格が異なるサイズの SIMカードを購入すると、せっかく購入したのにネットにはつなげません。前もって、使っているスマホのSIMカードサイズを調べておきましょう。

通話をする予定がなければ通信のみのカードを選ぼう

通話可能な現地SIMカードは、通信のみのSIMカードよりも高く設定されております。現地でレストランや観光の予約、友人との連絡などで通話をする必要がなければ、コストの安い通信のみのSIMカードを選びましょう。

予算に合わせて容量と期間を決める

旅行中に動画を見たり、容量の大きなアプリをダウンロードしたり、高画質の写真をメールで送ったりする場合は、最初から大容量のプランを契約したほうがお得です。SIMカードのデータ容量を使い切り、追加購入するとなると、手間も時間もかかりますし、費用もかかってしまいます。また、現地SIMカード業者によっては、数日分のパック料金で安く契約できる場合もあります。滞在日数とネットの使用量に合わせて、現地SIMカードの容量を決めましょう。

4.現地SIMカードの入手方法

海外旅行中に現地で使えるSIMカードを手に入れる方法は、大きく分けて2つあります。

  • 海外対応しているSIMカードを出発前に日本で手に入れておく
  • 現地の空港やショップで格安SIMカードを購入する

国内で事前に入手する場合は、空港や街中のショップ、ネット等で訪問先の国に対応しているSIMカードを購入しましょう。ただし、現地SIMカードを選ぶメリットは1にも2にも「安さ」です。多くの場合、SIMカードは現地で買ったほうが安いので、語学に自信がある方は、せっかくですから現地の空港や業者の窓口で購入することをおすすめします。

  • 海外旅行中の通信費を安く抑えたい
  • 海外旅行ならではの体験をしたい

というスマホユーザーは、現地SIMカードを利用しましょう。ただし、現地SIMカードを購入し活用するためには、ある程度の英語力やトラブル対処能力が必要です。初めて海外旅行をする人や、語学力に自信のない人にとってはややハードルが高いです。「現地SIMカードの窓口を探して契約するのは難しい」「自分の語学力で購入する事ができるか不安。。。」と感じる場合は、やはり事前に日本で海外対応のSIMカードを購入しておくのがよいでしょう。SIMカード購入時には、SIMカードにより利用できる国が異なる場合があるため、ご自身の旅行先に対応しているか確認しましょう。

また、利用するスマホの規格にあったサイズのSIMカードを購入しないと利用できないため、併せて確認してください。

海外対応SIMカードは安さと手軽さが魅力ですが、1台ずつしか利用することができません。複数人で渡航する場合は、データ通信量が無制限の海外用モバイルWiFiレンタルなら、1台を複数人でシェアして利用することができるのでおすすめです。



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著者情報

株式会社JALエービーシー
モバイル推進部 モバイル推進グループ

海外、国内問わず通信回線の契約締結を行い、通信を利用するための携帯電話やWiFiルーターなどの購入を担当。レンタルモバイル事業の推進部門として、仕入れ費用削減、売上向上、機器の入れ替え、新規商材の開拓を行い、時代のニーズを先取りした商材仕入れを担当して早十余年・・・。専門的な知識の収集、日々進化する情報のアップデートに余念がならない。初歩的な話題からマニアックな情報まで、旅行にまつわるモバイル通信情報を中心に発信しています。

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