現金主義の人が多い日本では、「そもそもクレジットカードを持っていない」「できればカードを作りたくない」と考えている人も多いです。カードには不正利用のリスクがありますし、カードの発行手続きには時間がかかり、面倒に感じるのも無理はありません。
しかし、ニューヨークでは、現金払いよりもカード決済の方が一般的なのです。大量の現金を持ち歩くこと自体にリスクもあるため、安全かつ手軽に海外旅行を楽しめるように、ニューヨークへ渡航する際は、現地で使えるクレジットカードを一枚用意しておきましょう。
今回は、旅行先として人気の高いニューヨークの紹介を始め、ニューヨーク旅行でカード払いをおすすめする理由や、チップを含めた現地で使う現金の目安などをご紹介します。
1.ニューヨークはこんな街
ニューヨークは、アメリカを代表する都市の一つです。州都であるマンハッタンを中心に、世界最先端のビジネス・ファッションの発信地として知られています。
アメリカ東部に位置し、高層ビルが建ち並ぶ大都会ですが、「自由の女神像」「セントラルパーク」「タイムズスクエア」「エンパイアステートビル」「メトロポリタン美術館」といった有名観光スポットを多数抱えているのが特徴です。
日本とは約14時間の時差があり、成田経由で片道10時間以上かかるため、ニューヨーク旅行を楽しみたいなら時差ボケ対策にも気を使いましょう。
なお、日本からアクセスする場合は、アメリカの玄関口ともいわれている「ジョン・F・ケネディ国際空港」に着陸します。そこからニューヨーク市内までは約25キロ。地下鉄・タクシー・シャトルバス・ウーバーといった複数の交通手段があるため、市内への移動手段に困ることはありません。便の関係で深夜に現地に到着する場合も、空港のそばにいくつもホテルがあるため、初日の夜は空港周辺のホテルで休み、翌日の朝からニューヨーク市内を散策するといった観光プランも可能です。
2.ニューヨークはカード支払いがメイン
そんなニューヨークでは、クレジットカード決済が普及しています。ニューヨークだけでなく、基本的にアメリカとヨーロッパでは日本よりもカード払いが普及しているため、「カードが使えない」という店舗やサービスを探す方が難しいくらいです。コンビニ以外に、一般的なレストランやファストフードのお店もカード払いに対応しているため、現金を持って行かなくてもある程度、現地で食事やショッピングを楽しめます。
銃社会であり、日本よりも危険性の高いニューヨークでは、現金を持ち歩くこと自体にリスクがつきまとうため、クレジットカード決済が優遇されています。もちろん、クレジットカードにもスキミングによる不正利用といったリスクがあるのは事実です。しかし、カードなら利用額を制限できますし、不正利用された場合はカード会社に補償してもらえる場合もあります。カードデスクの連絡先を控えておけば、盗難や強盗に巻き込まれてもすぐにカードを停止できるため、ニューヨーク旅行ではカード決済を利用するのがおすすめです。
3.デリやスーパーでは現金も必要
ただし、大都会ニューヨークでも、一部の店舗では現金払いが必要になる場合があります。具体的には、個人経営のデリや地域限定のスーパーなどです。こうした店舗では、カード決済に最初から対応していなかったり、一定金額以上の支払いにのみカードを利用できるといったルールが作られていたりします。限度額の範囲内で手軽に支払いができるクレジットカードも、こうした店舗では利用できません。
なお、カード決済に対応していないデリやスーパーは、店内にATMを設置していることが多いため、現金を持っていなくてもクレジットカードのキャッシング枠を利用してその場でドルを引き出すこともできます。そのため、現金を持っていなくても、少し手間をかければ支払いができます。
4.チップ制度と金額目安を知っておく
日本ではなじみがなく、海外では一般的な習慣の一つが「チップ」です。アメリカやヨーロッパなどでは、相手側のサービスに対する心付けとして、正規のサービス料金とは別にチップを渡す文化が根付いています。
ニューヨーク旅行中は、
- タクシー
- ホテル
- 飲食店
といったサービスを利用する際にチップを支払うのが一般的です。チップの目安としては、地域によっても違いがありますが、請求金額の15~20%を上乗せします。レストランなどでは、クレジットカード支払い時に自分で請求書にチップを上乗せして決済することもできます。ただ、チップの支払いに手間取りたくないなら、チップ用に1ドル札などの少額紙幣を持っておくのがおすすめです。
ニューヨーク旅行では、ほとんどの場所でカードが使えます。ただ、中にはカードを利用できない場面も出てくるため、買い物やチップ払いができるように、多少の現金も持っていきましょう。
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