私たちが住み慣れた日本と海外とでは、言語や社会常識、法律、食文化などさまざまな面で大きな違いがあります。中国や韓国など地理的にも文化的にも近い東アジア諸国でさえも、日本との意外な違いに驚くことも少なくありません。そんな海外に初めて旅行するとなると、期待が膨らむ反面、あれこれと不安を感じ心配している方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、海外旅行経験がある20~60代の男女100名を対象に「初めての海外旅行で最も不安だったことは何でしたか?」というアンケートを行いました。多くの海外旅行経験者が不安に思ったことや困ったことを対処法と合わせて解説しますので、思い切り旅を楽しむためにもぜひ参考にしてください。
【質問】初めての海外旅行で最も不安だったことは何でしたか?
【回答数】
1位:言語・コミュニケーション 49%
2位:治安 28%
3位:病気・怪我 13%
4位:食事 7%
5位:迷子 1%
6位:その他 2%
1位:言語・コミュニケーション 49%
なにか困ることがあっても近くの人に聞けないというのが不安に思いました。[愛知県/31歳女性]
現地の言葉がわからないと、会話だけでなく、文字も読めないのでレストランの注文一つとっても難しく、不安に感じた。[兵庫県/53歳男性]
言葉が通じないと何かあった時に危険だと感じたからです。[栃木県/40歳女性]
海外旅行経験者の半分近くが、言語やコミュニケーションに不安を感じたと回答しています。英語が苦手な方や英語があまり通じない国に行った方は、ホテルのチェックイン、レストランでの注文などのシーンで言葉が通じなくて困った経験をお持ちのようです。
【言語の対処法1】日本人添乗員付きのツアーを利用する
初めての海外旅行なら、日本人添乗員がサポートしてくれるツアーを選ぶのも一手です。飛行機のチケット手続きやホテルのチェックインなど、添乗員が代わりに行ってくれますし、何かアクシデントに遭遇した際にも適切に対応できる海外旅行のプロがいるので、安心して旅を楽しめます。
【言語の対処法2】翻訳アプリなどのツールを使う
Google翻訳をはじめ、スマートフォンの翻訳アプリも言語対策に使えるツールです。辞書よりも手軽に持ち歩けますし、翻訳内容を音声で発してくれるアプリもあります。英語圏以外なら、超小型翻訳機「POCKETALK」もおすすめ。74以上の言語に対応しており、複数の国や地域を訪れる旅行などで重宝するでしょう。なお、海外でインターネットにつなぐ際には、通信費用がかかることに注意が必要です。海外用WiFiのレンタルサービスを使うと、通信費を気にせず安心して利用できます。
【言語の対処法3】最低限の言葉を覚えていく
道を案内してもらうとき、荷物を運んでもらうときなど、旅先でよく使う言葉をあらかじめ覚えていくのも大切です。少なくとも、「ありがとう」「お願いします」など、よく使う言葉くらいは覚えておくと便利でしょう。
2位:治安 28%
日本は安全な国なので、それに慣れてしまっていて、海外旅行でスリなどに遭わないかと心配でした。[大阪府/49歳女性]
治安があまり良い所ではなく、スリなどの不安がありました。[新潟県/37歳女性]
子どもを連れて行ったので、安心して過ごせる場所かどうかをかなり気にしました。[東京都/42歳女性]
旅行先の治安を不安に思う方も多いようです。世界でも有数の安全な国といわれている日本で暮らしている分にはあまり意識しませんが、旅行中はスリに警戒したという意見が特に目立ちました。せっかくの楽しい海外旅行ですから、危険な出来事や不快な事件には巻き込まれたくないですよね。
【治安の対処法1】移動は明るいうちに済ませる
旅先での移動は、日中の明るいうちに行いましょう。とりわけ治安の悪いエリアでは、夜間の一人歩きに要注意。スーツケースなど大きな荷物を持って歩く際も、暗い夜道より明るい昼間の方が安全性は高まります。また、小さなお子さんを連れての旅行は、より安全に気を配ることが求められます。
【治安の対処法2】高価な衣装・アクセサリーを身につけない
旅行中はオシャレもしたい気分ですが、ブランドバックやアクセサリー、高級な衣装を着ていると、スリやひったくりに狙われやすくなります。できれば、現地の方が着ているような周囲に溶け込む服装を選びましょう。また、貴重品もいくつかのバックに分けるなど被害リスクを最小限に留める対策も検討しましょう。
【治安の対処法3】在外公館の連絡先を控えておく
万が一、スリの被害にあったら現地の警察に届け出ることが第一です。パスポートを盗まれた場合には在外公館で手続きをする必要がありますので、事前に住所と電話番号を調べておきましょう。在外公館では、警察への被害届出の方法なども案内してくれますよ。
3位:病気・怪我 13%
言葉の不自由な国で病気や怪我をしたら不安が大きくなりますし、治療費も高額になるかもしれないので気になりました。[兵庫県/40歳男性]
初めての海外旅行がアフリカだったたため、マラリアの心配があり、虫除けスプレーをしょっちゅう使っていたと記憶しています。[静岡県/54歳女性]
糖尿病だったので治療に対する薬の利用や飛行機会社の対応などが不安になりました。[埼玉県/60歳男性]
旅行先で病気にかかったり、怪我をした場合にどうしたら良いのか不安だという意見も多くみられました。日本語の通じない海外では医者とのコミュニケーションに不安がありますし、日本とは違い治療費もかなり高額になってしまう可能性があります。また、旅行先の国の衛生状況や感染症のリスクを心配する方やご自身の持病を心配する方も見受けられました。
【病気・怪我の対処法1】海外旅行保険に入る
クレジットカードの付帯サービスなどにある海外旅行保険に加入しておけば、現地で病気や怪我をした際、救急車での移送費用や入院費用などの補償が受けられます。また、盗難被害にあったときの携行品損害、偶然な事故による賠償責任などにも対応していますので、旅行前に加入しておくことをおすすめします。
【病気・怪我の対処法2】予防接種を受ける
予防接種を受けることで、感染症などにかかるリスクを下げると同時に、帰国後の二次感染を防ぐことにもつながります。事前に渡航先の感染症情報を得たうえで、必要な予防接種を受けておきましょう。なお、一部の国や地域では入国時に予防接種を要求するところもありますので、あらかじめ確認しておくことも大切です。
【病気・怪我の対処法3】常備薬と水を忘れずに
持病のある方は、常備薬を忘れずに携帯しましょう。あわせて、ミネラルウォーターも日本から持参することをおすすめします。海外では硬水の地域が多く、日本人の口に合わないケースもありますので、できれば日本で調達したミネラルウォーターをスーツケースなどに入れておくと安心です。
まとめ
今回行ったアンケートの結果から、実際に海外旅行を経験したことのある日本人がどのようなことに不安を感じたり、困ったりしたのかがよく分かりました。
「アクシデントに遭遇した時に、日本語が通じない外国で自分の状況を正しく伝えて助けを求められるか」
「日本と比べて治安が悪いといわれている海外で、スリなどの被害に遭わないか」
「旅行先で急に病気にかかったり、怪我をしたりした時にちゃんと病院にかかれるか」
このように、勝手の分からない海外でのトラブルへの心配や、せっかくの旅行を台無しにするようなことを懸念する傾向が見受けられます。実際、3位までにランクインしたもの以外にも、海外の食事の衛生面や知らない土地での迷子を不安視する意見も寄せられています。
そして、自由行動が限られるものの手軽で安心に旅行を楽しめるのがツアーの利用です。現地の事情にも詳しい日本人添乗員が帯同するようなツアー旅行なら、コミュニケーションで困ることはほとんどありませんし、アクシデントが起こってもすぐに対処してくれます。また、周りに日本人の参加者がたくさんいるのも不安を和らげるのに一役買ってくれるでしょう。
それ以外では、「JALABCレンタル」が提供する海外用WiFiのレンタルサービスや超小型翻訳機「POCKETALK」のレンタルサービスの利用もオススメです。海外用WiFiがあれば、日本にいる時と同様にスマホを使うことができます。何か困ったことがあればすぐにスマホで調べることができますし、誰かに連絡することが可能なので安心です。また、超小型翻訳機「POCKETALK」を持っていれば、日本語しか話せなくても現地の人と円滑にコミュニケーションをとることができます。
ぜひ今回の記事を参考に不安をしっかり解消して、心置きなく初めての海外旅行を楽しんでください。
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