飛行機で電子機器を使うと、操縦席の計器に影響を及ぼし、安全なフライトが脅かされるという弊害があります。飛行機内での安全は、乗客ひとりひとりがマナーを守ることによって保たれるのです。今回は、飛行機内での電子機器の利用についてお伝えします。
操縦席の計器に影響を及ぼす恐れがある
飛行機内で電子機器を使うと、飛行機に設置された精度の高いアンテナや膨大な電気配線へ、何らかの影響を与える恐れがあります。電子機器から発せられた電波や磁気によって、計器に異常が生じる危険性もあります。このような異常によって誤った信号が送り出されると、安全なフライトが脅かされるという弊害が起こるわけです。飛行機がもっとも事故に遭いやすいのは、離陸後の3分間と着陸前の8分間と言われています。自分の乗った飛行機が安心して飛び立てるように、電子機器の使用は控えるようにご注意ください。
2G通信時代は電波が強かった
かつての携帯電話は、2G(第二世代)と呼ばれる電波の出力が強いものでした。そのため、今以上に電子機器による飛行機への影響が懸念されていたようです。それに対して、3G・4G回線のスマートフォンや携帯電話は、「機内モード(フライトモード)」に設定しかつ機内のWiFiを利用すれば、機内での使用が問題ないとされています。ただし、機内アナウンスで電子機器の使用が禁止される離着陸時などは、指示に従って電子機器の使用を控えるようにしましょう。また、手荷物に持ち込んだ個人のWiFiルーターは、機内では使用せず、電源をOFFにしておくようご注意ください。
電子機器OKでもマナーは守って使おう
飛行機の状態が安定した機内では、機内のWiFiを利用して電子機器を使うことができます。ただし、機内モードに設定すれば何をしてもいいというわけではありません。あくまで機内のマナーを守って電子機器を使うようにしましょう。たとえば、大きな声での通話や大音量でのゲームプレイなどは、周囲の乗客に迷惑がかかる行為です。飛行機の中は快適で、つい寛いでしまいそうになりますが、最低限のマナーを守ってフライトに望みたいですね。
まとめ
飛行機内で電子機器を使うと、飛行機の計器に何らかの影響を及ぼすことがあります。飛行機での旅を安心できるものにするためには、乗客一人ひとりがマナーを守ることが大切です。離着陸時は指示された通りに電子機器の使用を控え、快適な空の旅を楽しみましょう。
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