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日本人には馴染みのない「チップ」文化!その理由と成り立ち

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レストランで食事をしたとき、ホテルできれいにベッドメイキングしてもらったとき……海外ではサービスに対して「チップ」を支払う習慣があります。このような文化について理解しておかなければ、旅行中に失礼な旅行客と思われてしまうかもしれません。今回は、チップ文化の理由と成り立ちについてご紹介します。

始まりはヨーロッパの床屋さん

チップ文化の始まりには諸説ありますが、イギリスの床屋さんで始まったという説が有力です。かつての床屋さんでは、お客さんの髪の毛を切るだけでなく、「血抜き」と呼ばれる外科治療のような施術が行われていました。血抜きの料金には決まりがなく、お客さんが任意の金額を料金箱に入れるようになっていたようです。この料金箱に書かれていた「To insure promptness」という文句の頭文字を取り、チップ(TIP)が始まったと言われています。

「労働の対価」から「サービスのお礼」へ

イギリスの床屋さんで始まったチップ文化は、労働の対価としての意味合いが強いものでした。それに対してフランスやドイツでは、従業員のサービスに対するお礼としてチップを渡すようになり、徐々に広まっていきました。チップを支払うことにより、顧客はより良いサービスを受けられるようになったということです。

しかし、このようなチップ文化には、その後問題が出てくるようになりました。経営者側が、労働者のもらうチップの分を差し引いた金額を給料として定め、労働者の賃金が低く抑えられてしまうという方向へ向かってしまったのです。やがて、従業員はチップをもらわなければ生活できないという状態になってしまいました。

明確なルール化を進める動きもある

チップによって給料が低く抑えられるという状況を改善するため、ヨーロッパでは最低賃金を改めるとともに、義務的なチップを廃止する方向へ向かいつつあります。未だにサービスのお礼としてのチップは残っているものの、チップの金額には決まりがありません。

それに対して、アメリカではチップが従業員の給料として見込まれています。サービス料金の10~15%をチップとして支払うのが基本です。渡航先の文化に合わせてチップを支払わなければ、失礼にあたってしまうかもしれません。これから海外旅行をするなら、その国でのチップがどういう意味合いを持っているのかを調べ、適切な金額を支払えるようにしておきましょう。

チップ文化を知って、気持ちよいサービスを

日本人には馴染みのないチップ文化ですが、国によって支払い時のマナーや金額が異なります。現地で行動する前に、その国のチップ文化について理解しておきましょう。このように、渡航先の文化について現地で調べる必要があるときは、WiFiルーターなどでネット環境を整えておくと安心です。旅行中の疑問をすみやかに解決して、楽しくてスマートな旅行にしましょう。

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