海外旅行先として人気のシンガポールは、別名「Fine City」として知られています。「Fine」とは、「洗練された」と「罰金」の2つの意味があります。シンガポールは美しさが魅力ですが、一方で美しさを保つために厳格な法律が存在し、罰金が課されることも珍しくありません。
違反行為に該当してしまうと、罰金刑のほか、警察に掴まってしまうこともあるのがシンガポールです。「知っていればやらなかったのに……」と後悔する海外旅行とならないよう、事前に知っておきたい法律をチェックしておきましょう。
シンガポールの景観保護への意識は世界最高レベル!
シンガポールの市街地は、ゴミ一つ落ちていないことで有名です。これは、景観を保護するための法律が多く定められているためです。
これは、シンガポールが多民族国家だからという側面があります。公用語は英語・中国語・マレー語・タミル語と4つあり、民族性もさまざま。多様な民族性を持つ国民を統制するために、細かな法律が数多く存在します。
このような法律による景観保護への意識の高さにより、シンガポールの美しい街並みが保たれています。
ガムが存在しない国・シンガポールへの「ガムの持ち込み」は絶対NG!
シンガポールでは、ガムの製造・販売が禁止されています。このルールも、街をきれいに保つために定められたものです。吐き捨てられたガムは、見た目の汚さはもちろん、掃除の手間もかかります。こうしたリスクや手間をなくすため、はじめから法律で禁止されているのです。
このルールで気をつけたいのは、海外からのガムの持ち込み自体も禁止されていることです。もし、ガムの持ち込みが見つかると、1万ドルの罰金刑が課されてしまいます。うっかり持ち込んでしまわないよう、注意が必要です。
ゴミのポイ捨てや路上での吐き捨てに対する処罰
ゴミのポイ捨てや路上での唾やタンの吐き捨ては、日本でもマナー違反行為のひとつ。近年ではツバ吐き行為もほとんど見られなくなりましたが、日本では特に罪に問われることがないです。しかし、日本とは異なり、シンガポールでは最高1,000ドルの罰金が科せられます。
普段からマナーを守れている人は安心ですが、楽しい海外旅行とするためにも頭に入れておきましょう。
シンガポールでは電車での飲食も処罰の対象
日本でも普通電車の中で食事をとることは基本的にありませんが、シンガポールでは電車内での飲食が法律で禁止されてます。
日本の場合はマナーの問題になるため、ラッシュ時を除き、アメをなめたり水分補給をしたりする程度の飲食をしている人もいるでしょう。しかし、シンガポールではこうした行為も法律違反。500ドルの罰金が科せられます。
美しい街を守るための罰金制度と国民の意識の高さ
シンガポールでは多くの禁止事項が法律で定められていますが、こうしたルールが法律で定められ、国民がきちんと守っているからこそ、シンガポールの街は美しく保たれているのです。
シンガポールは日本から近い分、時差ボケやフライト時間による負担が少ないため、日本人の海外旅行先として人気の高い国です。治安も海外の国の中では良い方ですし、都市と自然体験の両方を楽しめ、観光にも打ってつけ。グルメやショッピングを楽しむこともできますよ。
しかし、その土地の美しさを守るためには、旅行客もマナーやルールを守る必要があります。今回ご紹介した法律は、知っていれば守れるものばかりです。シンガポールに行く際は、現地のルールを守って、楽しい海外旅行にしましょう。
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