海外旅行に行く際は、事前に必ずパスポートを取得しなければなりません。申請から実際の交付までには一定の期間がかかるので、早めの手続きが大切です。こちらではパスポートの役割や具体的な申請手順をわかりやすく説明していきます。
そもそもパスポートはなぜ必要なの?
パスポートとは、日本政府が発行する国際的な身分証明書です。国籍や氏名、年齢といった情報を証明する役割に加え、日本国外務大臣から渡航先の政府に渡航者の保護を養成する役割も担う重要な書類です。
「空港における出入国の審査」「ビザ(査証)の申請」「国際便の予約および搭乗」「ホテルへのチェックイン」「警察官など、公的機関に対する身分証明」など、海外旅行中は実にさまざまな場面でパスポートが必要になります。
ヨーロッパなどではパスポートを携帯していないだけで処罰の対象となることもあります。スリなどに狙われてパスポートを紛失すると、警察や大使館への届出や再発行の手続きなどで旅行を楽しむどころではなくなってしまうので、必ず視界に入るところに保管しましょう。
パスポートの申請方法
パスポートを取得する場合は、住民登録をしている都道府県のパスポート申請窓口で手続きを行います。申請時には、「戸籍謄本もしくは戸籍抄本」「住民票の写し」「写真」「本人確認書類」を用意しておきましょう。窓口に「一般旅券発給申請書」が用意されているので、必要事項を記入して提出します。
受け取りの際は申請時に渡された受理票と、手数料を用意します。手数料の金額は、次のように有効期限によって異なります
■ 10年間有効(20歳以上) 16,000円(都道府県収入証紙2,000円、収入印紙14,000円)
■ 5年間有効(12歳以上) 11,000円(都道府県収入証紙2,000円、収入印紙9,000円)
申請から受け取りまでの期間は、土日祝日を除いて1週間程度かかります。日程にある程度余裕を持って申請に行きましょう。
期限が切れた場合は?
ご紹介したように、パスポートには有効期限が定められています。実際に渡航する際は、ある程度残存有効期間がある状態でなければいけません。有効期間が残り半年を切るとさまざまな制限が生じるので、注意してください。
残存有効期間が1年を切ると、既存のパスポートを返納して新たなパスポートの発行が受けられます。
既に有効期限が切れてしまっている場合は、以前のパスポートと申請書類を用意し、改めて窓口で交付申請を行いましょう。その際の手続きは、基本的に新規の申請時と同じです。
パスポートは海外旅行には必須のアイテム
パスポートは、海外で私たちが日本人であることを証明し、さまざまなトラブルから守ってくれるとても大切な存在です。万が一、なくしてしまうと現地の警察署へ届け出たり、大使館で再発行の手続きをしたりと、せっかくの計画も台なしになってしまいます。管理方法にはくれぐれも注意し、置き忘れやスリ対策を万全にして海外旅行を楽しみましょう。
国内用も海外用も!
JALエービーシーのレンタルWiFi
JALABCのWiFiなら、国内用も海外用もデータ容量なんと無制限!
通信制限を気にせず使い放題!