飛行機酔いで旅行が台無し…そうなる前に知っておきたい予防法

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長距離の移動では乗り物を利用することになります。移動は旅の楽しみのひとつですが、懸念されるのは「乗り物酔い」です。乗り物酔いに弱いことから好きな旅行に対してナーバスになっている方は多いかもしれません。

こちらでは、飛行機での乗り物酔いの原因や予防法、乗り物酔いが起きてしまった場合の対処法についてお話します。飛行機に乗る旅に乗り物酔いで辛い思いをしている方はぜひ参考にしてください。

飛行機で乗り物酔いが起きてしまう原因は?

人間が乗り物酔いを起こす直接的な原因は「揺れ」です。人間は耳の奥部にある「耳石器」と「三半規管」によって揺れを感知しています。通常、人間は体を自然と少しずつ揺らしながら生活していますが、外部の力によって揺れが生じた場合、視覚情報と先述した器官によって感知する情報にズレが起きます。いわば目で受け取った情報と実際の揺れの情報を、脳が処理しきれなくなっている状態です。乗り物酔いは、このことによる自律神経の乱れから起こります。

また、「酔うかもしれない……」といった心理的な不安感が乗り物酔いを助長することもわかっています。同じ環境や乗り物で慢性的に乗り物酔いをくり返す方が多いのはこのためです。 飛行機では上述した原因に加え、上空での気圧の影響、普段との環境の違いも乗り物酔いを引き起こすと考えられています。また、移動のストレスや睡眠不足、年齢なども飛行機酔いの可能性に影響してくるようです。

飛行機で酔わない!乗り物酔いの予防方法

旅行者にとって悩みの種である飛行機での乗り物酔いですが、ちょっとした工夫で防ぐことができます。代表的な乗り物酔いの予防方法をご紹介しましょう。

空腹・満腹を避けて乗る

空腹は乗り物酔いを引き起こしやすい状態です。一方で、満腹状態も、胃の動きによって吐き気に敏感になってしまいます。そのため、飛行機に乗る前は軽食を食べておくのがおすすめです。消化のよいお菓子類も乗り物酔いのリスクを軽減します。食べやすいお菓子類は、お子様の乗り物酔い予防としても最適です。

睡眠不足・疲労に気を付ける

長時間の空の旅でも、眠ってしまえば酔うことはありません。そのため、疲労状態・睡眠不足の状態で飛行機に乗る方も多いようです。しかし、もし眠れなかった場合は体調の悪さが乗り物酔いを誘発してしまいます。飛行機でなかなか眠れない方は、あらかじめ睡眠をとり、体調を整えておくのが賢明です。

酔い止めの薬を飲んでおく

飛行機での乗り物の酔いに効果がある酔い止め薬が販売されています。登場時間の1時間~30分前にあらかじめ服用しておくと安心です。実際の効能に加え、「薬を飲んだから大丈夫!」という心理的効果も期待できます。

また、薬の種類にも注目しましょう。大半の酔い止め薬には抗ヒスタミン薬が含まれているため、眠りを誘発します。眠りたくない場合や、眠気が気持ち悪さにつながってしまう場合は、抗ヒスタミン薬を含有している酔い止め薬を避けてください。

■機内への薬の持ち込みについては、こちらの記事もご覧ください。

・薬の持ち込みは大丈夫? 海外に行く際の、薬の所持方法とは

血糖値を上げる食べ物を摂る

脳が覚醒状態になると、乗り物酔いになりにくいことがわかっています。脳が覚醒するための栄養となるのが、血糖値です。飴やチョコレートなど、食べやすく血糖値の上昇につながる食べ物は乗り物酔い予防に効果的です。

酸っぱい食べ物を摂る

乗り物酔いにつながる三半規管の乱れ、胃のむかつきを抑えるためには酸っぱい食べ物が有効です。レモンや梅干しといった酸っぱい食べ物を、いつでも食べられるように持っておくと安心かもしれません。

酔いやすい場所を避けて乗る

乗り物にはそれぞれ揺れが生じやすい場所があるため、そうした場所に乗ることが重要です。飛行機は後方に重心があるため、後ろの座席のほうが揺れます。また、空を眺められない通路側や翼の上の席は酔いやすいようです。慢性的に乗り物酔いを起こす方は、座席指定でこれらの席を避けるようにしましょう。

ゆったりとした服を着る

体への圧迫感はストレスにつながり、乗り物酔いの可能性を助長します。スキニージーンズやジャケットなどタイトな服装は少しずつ体に圧力をかけるため、乗り物酔いの原因になり得るようです。可能な限りゆったりとした服装で、リラックス状態で登場するとよいでしょう。機内で脱ぎ着ができるように、重ね着をするのもおすすめです。

不安やストレスを和らげリラックスして過ごす

心理面は乗り物酔いの可能性に大きく影響します。不安や緊張感、ストレスがある状態で搭乗すると、乗り物酔いのリスクは高まってしまうでしょう。キャビンの中ではリラックスできる状態をつくることが大切です。好きな音楽を聴く、窓からの景色を眺める、同行者とおしゃべりする、といった工夫が一般的です。

もしも酔ってしまったときには?飛行機での乗り物酔いの対処方法

飛行機で「酔ってきたかも……」と思ったときも、すぐに対策をとることで症状の進行を食い止められます。具体的な乗り物酔いの対処法を、いくつかピックアップしてご紹介しましょう。

姿勢を変えてみる

楽な姿勢をとることで体にかかる圧力が軽減され、ストレスを抑えられます。後ろの座席の方に確認し、問題がないようであれば座席を倒しましょう。酔いやすい方は、あらかじめ後ろのスペースに余裕がある席を指定しておくのもおすすめです。また、前かがみの姿勢は胃に圧力かかるため、さらに不快になってしまうことがあります。

ツボを押す

酔いを感じたら、「内閣」というツボを押してみましょう。手首内側の付け根部から、指2本手首側の中央の凹んだ部分が内閣です。登場前にあらかじめもんでおくと、乗り物酔いの予防効果が期待できます。

氷を口に含む

酔いの原因である自律神経の乱れを正常にするためには、冷たいものを口に含むことが効果的です。CAの方に声をかけ、氷をもらいましょう。飴のように少しずつ舐めると、ゆっくりと酔いの症状が軽減されていきます。かみ砕いてしまうと効果が薄れてしまうので注意しましょう。

今回ご紹介した方法を実践すると、乗り物酔いのない快適な移動で目的地に到達できます。また、帰りの飛行機内での体調不良で、旅の思い出を台無しにすることもありません。旅行を最大限に楽しむため、こちらでご紹介した予防法・対処法をお役立てください。

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株式会社JALエービーシー

営業戦略部 戦略グループ

インターネット関連企業にてSEOディレクターを2年、100社以上のWEB・SNS広告運用を3年ほど経験。ハワイでの留学経験ありで、年に2回はハワイへ足を運ぶ。趣味はゴルフで、週末は自宅近くのゴルフスクールに通いつつ、家族や友人を誘いお気に入りのコースを回って、レッスンの成果に一喜一憂する日々。ハワイとディズニー、嵐が大好きな筆者を含むWEB運営管理・インバウンド関連事業を担当しているチームです。

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