海海外への出張や旅行の際、体調管理は非常に重要です。特に長期の旅行や出張では、体調が悪ければ楽しみが半減し、仕事にも支障をきたす可能性があります。
そんな時に頼りになるのが薬です。持病がある方は処方薬を、普段から使用している薬がある方は常備薬を持参したいところですが、気になるのは機内への持ち込みや現地での所持方法です。
今回は、海外旅行や出張の際に知っておきたい薬の持ち込みに関する最新情報と注意点を紹介します。
今回は、海外に行く際の薬の知識について紹介していきます。
基本的に薬は持ち込みOK! ラベルには注意を
まず、原則として薬の機内持ち込みは可能です。空港の保安検査場での手荷物検査がポイントになりますが、錠剤やカプセル剤などであれば、特にバッグから出すこともなく、そのまま検査を通過することができます。
ただし、航空会社によって規定は異なりますが、製造元や調剤元の名前が明記されたラベルが添付されていることを持ち込みの条件としているところもあります。小分けにして持ち運ぶときなどはラベルも携帯しておくと安心です。
また、旅行日程の長さに対して薬の量が多い場合は、保安検査場で係員から質問を受けることもあります。処方薬であれば、かかりつけの医師に相談して英語の証明書など、渡航先でも読める書類を用意しておきましょう。
渡航先で特定の薬が認められていないケースも
機内に持ち込みできる薬でも、渡航先では持ち込みが認められていないケースもあるので注意が必要です。
例えばアメリカでは、日本で「第2種向精神薬」として規制されている「フルニトラゼパム錠剤」の持ち込みが禁止されており、所持したまま入国すると懲役刑を科せられることもあります。
処方薬について不安がある場合は、外務省や日本旅行医学会のホームページで確認するか、渡航先の在日大使館に連絡を取るなどしてチェックしておきましょう。
現地では小分けにして持つのがおすすめ
お金などもそうですが、旅行中に重要なものをまとめて持つことはリスクが高く、おすすめできません。もしも、処方薬がすべて入ったバッグを紛失したり、盗難されたりすると、旅行中に再度入手するのは非常に大変です。
大事な薬は、ひとつのバッグにまとめて入れておくのではなく、小分けにしてホテルに置いておいたり、ポーチに入れたりと工夫しておくことが大切です。
症状が出たら「できるだけ早く」が大事
現地の言語に堪能でない限り、現地で薬を買うのは一苦労です。そのため、特に普段から飲んでいる処方薬がない人も、酔い止めや痛み止め、風邪薬くらいは持って行くと安心です。
薬を飲むタイミングは、普段から飲んでいるものであればそれに合わせるのが一番ですが、基本的には痛みや悪寒など、症状が出たらすぐに飲むように心がけましょう。
ただし、薬だけに頼ることなく、思った以上に体調がすぐれない場合は、現地の医療機関を利用することも検討してください。
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