海外旅行中の動作停止を防ぐ!WiFiルーターの温度上昇対策

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海外旅行中、突然WiFiルーターの動作が止まってしまったら?そう考えただけで焦ってしまいますよね。真夏の屋外や、平均気温の高い国でWiFiルーターを使用するとき、端末の温度が急激に上がることによって、通信機器が熱暴走を起こし止まってしまうことがあります。WiFiルーターは精密機械なので、あまりにも高温になりすぎてしまったときには最悪故障してしまうことも。

 

今回はそのように困った状況に陥らないため、WiFiルーターの温度上昇を防ぐ方法についてご紹介いたします。

 

 

温度の急上昇でWiFiルーターが急停止!?

絶え間なくWiFi通信を行うWiFiルーター端末は、普通に使用しているだけで常に熱を発しています。特に夏場や高温多湿の海外においては、冬場や気温の低い国での使用に比べ、端末本体の熱はいつも以上に高くなっています。端末本体が発する熱に加え、外部からの熱エネルギーがかかりやすい状況は、精密機械にとって過酷な環境といえます。

 

急停止は困るけど、安全のために必要なこと

WiFiルーターが異常に高温になった場合、内部の機械を破損させないため、強制的に電源が落ちる機能があります。端末を使っているユーザーにとっては困った事態ともいえますが、こうした機能がなければ端末自体がオーバーヒートで壊れてしまいますし、最悪の場合本体から煙が出る、なんてことも。そうした危険を回避するために、安全対策として端末の電源が切れるようになっています。

 

WiFiルーターを安全かつ快適に使うためにも、端末の温度を上げないよう対策をすることが重要です。

 

 

高温対策1:使っていないときはこまめに電源OFF

WiFiルーターが熱を発するのは、電源が入っている間だけです。電源がONになった端末は、使用していない間も常に電波を送受信し、基地局と通信し続けています。インターネットを使っていない間もWiFiルーターは働き続けながら発熱しているのです。無暗に端末を酷使することは、電力の消耗にも繋がります。そうした事態を予防するためにも、WiFiを使用しないシーンではこまめに電源を切っておくことをオススメします。

 

 

高温対策2:充電しながら使わない

WiFi端末を充電するとき、端末のバッテリーには電気が蓄えられ、電圧によって熱が発生しています。充電中は通常使用するときよりも、熱が発生しやすい状況なのです。そのため、充電はなるべく涼しい場所で行うようにし、充電中の端末使用は控えましょう。特に直射日光が当たる場所など、高温下での充電中は、“ながら使用”は厳禁です。

 

smartphone

 

 

高温対策3:熱がこもらない工夫をする

パソコンには熱暴走を防ぐため、機械を冷やす冷却ファンが付いています。しかし小型機械であるWiFi端末には、冷却用のファンが付いていません。そのため、WiFi端末に熱がこもってしまわないよう、ユーザーが工夫する必要があります。(※結露させないように注意)

 

保管は風通しの良い場所で

WiFi端末にこもった熱を逃すためには、まず風通しを良くすることが第一です。WiFi通信を行っていないときでも、直射日光の当たらない風通しの良い場所で保管してください。

 

入れっぱなしにしない

荷物がたくさん入ったバッグの奥や、リュックサックの底など、WiFi端末に溜まった熱が逃げにくい場所へ仕舞うのは控えましょう。端末に接した荷物が暖められ蓄熱してしまうと、端末本体の温度も上がります。また、体温や気温の影響を受けやすいズボンのポケットも要注意です。WiFi端末を使用するときは、バッグ外側のポケットやメッシュのホルダーに入れて風通しを良くしておきましょう。外側にポケットのないバッグの場合は、荷物の一番上に置くなどの工夫が必要です。そうした場合は直射日光が当たらないよう配慮しましょう。

 

自然風に当てる

保管方法に留意しても端末の温度が下がらない場合は、自然風に当てて本体の熱を逃がしましょう。風の当たる日陰に置いたり、携帯型の小型扇風機で風を送るなど、自然風に当てるとWiFi端末の熱は風に乗って流れていきます。無理に冷やそうと焦って保冷剤を当ててしまうと、端末内部が結露してしまうのでご注意ください。機械の内部が結露すると、故障の原因になってしまうことも。あくまで自然の風で冷やすことが大切です。

 

 

高温対策4:アルミケースに収める

アルミニウム合金は熱伝導率の高い金属です。熱伝導率は鉄の3倍ともいわれ、熱をよく伝え急速に冷える性質があります。そのため、パソコンの冷却グッズとしてもアルミ製の板が売られているほど。高温になったWiFi端末を効率よく冷ますのにも、アルミニウム合金は役立ちます。アルミで作られた市販のケースにWiFi端末を収め、自然風を当てるとより効率的に熱を逃がすことができます。さまざまな対策をしても効果がない場合は、市販のアルミケースを購入するのもオススメです。

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著者情報

株式会社JALエービーシー
モバイル推進部 モバイル推進グループ

海外、国内問わず通信回線の契約締結を行い、通信を利用するための携帯電話やWiFiルーターなどの購入を担当。レンタルモバイル事業の推進部門として、仕入れ費用削減、売上向上、機器の入れ替え、新規商材の開拓を行い、時代のニーズを先取りした商材仕入れを担当して早十余年・・・。専門的な知識の収集、日々進化する情報のアップデートに余念がならない。初歩的な話題からマニアックな情報まで、旅行にまつわるモバイル通信情報を中心に発信しています。

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